読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はてなブックマークリニューアルの理由って?

この記事で、思った事を書いてく。

ユーザーの反応に「完全に狼狽した」 はてなブックマーク、リニューアルの意図と背景

 

ニュースの見出しに「狼狽」(ろうばい)ってことば出てくるのめずらしくないか?

というのはさておき、中の人の話がとても興味深かったです。

 

はてブのリニューアルは大きく分けて以下の2つの変更でした。

 ・方向性

 ・デザイン

 

方向性については、以下のように記載されています。

[引用]

「メディア」としてのはてブの魅力を高めることを意識した。

(中略)

ホットエントリーは、更新頻度を高めて情報が滞留しないよう工夫するとともに、....

「後で読む」ではなく、「今」読まれている記事が上位に来るよう工夫。

 

気になるのは、はてブユーザーに最も利用されているタグのひとつである、

「あとで読む」という情報をストックする行為と、メディア化して新しい記事がどんどん流れてくることに、矛盾が生じるのではないか?と思いました。

ここで、運営側の観点として考えてみると、はてブもっと広いユーザー層にリーチするための戦略であるとも言えます。

現時点でのユーザー層は、明らかに技術系の人やマニアックな人が多く見受けられます。このままそのような層を増やしていくよりも、もっと一般ウケのするサービスにしたいと言うのが本音でしょう。

はてなのメディアガイド(PDF) によると、2013年2月20日時点で、はてなのサービス全体のユーザー数は、340万人のようです。(はてなブックマークだけでの数は明記されていませんでしたが、全体の340万人という数値よりは多少小さい数であると予想できます。)

 

こちらの記事(約1年前)によると、はてな社は上場を目指しているということなので、やはりサービスをスケールして大きな収益を上げるためには、「ユーザー数」はとても重要な数値になります。

 

 では、なぜユーザー数をふやすためにはメディア化が必要なのか?

はてなブックマークのようなCGM系のサービスは、ユーザーは大きく分けて2種類存在します

・投稿をするユーザー

 【例】はてなブックマークの場合:たくさんブックマークをし、コメントなどもつけるユーザー。

    ニコニコ動画の場合:動画を投稿するユーザー

・投稿を見るユーザー

 【例】はてなブックマークの場合:はてブトップページから閲覧し、たまにブックマークをつけるユーザー

    ニコニコ動画の場合:動画を見るだけ、もしくはコメントするだけのユーザー

 

CGM系のサービスを流行らせるためには、コンテンツが少ない状態では話にならないので、まず「投稿するユーザー」を多く集めなければいけません。

 投稿する人が増えていくと、質の高いコンテンツの絶対数も増えていきます(投稿数が増えると質の低いコンテンツやスパムのような投稿も増えるので、良いコンテンツの割合自体はあまり増えませんが絶対数は増えていくイメージになります)

 そして、質の高いコンテンツが増えてくると、「投稿を見るユーザー」も増えていきます。

流れとしては、

 投稿するユーザー(投稿数)が増える => 質の高いコンテンツが増える => 投稿を見るユーザーが増える => 投稿数が増える .....

という良い循環が生まれるかどうかがキモになります。

基本的に、投稿をするユーザーよりも見るユーザーのほうが圧倒的に多くなるので、サービス全体のユーザー数を多くするには、投稿を見るユーザーをたくさん集める必要があります。

 

今のはてなは、「投稿を見るユーザー」を増やしたい状態だと思います。その段階では、良いコンテンツが投稿されているということを明確にユーザーに示す必要があります。そのための施策の一つとして、今回のリニューアルがあったのかなぁと思いました。

おまけ:

結局のところ、とにかく今のデザイン見にくいよ!ってひとはこちらを使ってみてください。

Hatebu Reader -はてなブックマークをシンプルなデザインにしてみました。-